今回はスズバース(suzuverse)という仮想通貨関係の情報が入ってきたのでご紹介します。

WEB検索で確認したところ、様々なページにおいてスズバースを肯定する人が散見されました。

その情報を鵜呑みにすればスズバースは稼げる案件と判断してしまいますが、果たして真実はどうなのでしょうか。

スズバースは「メタバース+AIプロジェクト」ということで、ライブドア元CEOの宮内亮治氏によって打ち出されている案件です。

有名人が発出している情報商材ということもあり、話題性も高くそれなりに順調に集客している印象です。

スズバースが問題なく稼げる案件であれば、参加するだけでなく、継続することが大切です。

副業で情報商材に取り組んだ結果、
「稼げなかった」
「思っていたのと違った」
といった理由で取組をやめてしまう方の半数以上はガイドライン通りに作業を進めていなかったり、「時間がない」「本業が忙しい」等の理由で作業を途中で終了してしまうパターンが多いです。

しかし、一定数どんなに頑張っても稼げない案件は存在します。

特に、同じような商材を流用に流用を重ね、商材名や企業名を変えて集客するオプトインアフィリエイト型の案件も散見されます。

さらに、稼げないだけでなく高額なバックエンドへ誘導される恐れや、個人情報を流出させられる危険性のある案件も存在します。

有名人が広告に出演しているからと言って、その案件を全面的に信頼するのもリスクが大きいと言えるでしょう。

有名スポーツ選手やお笑い芸人等を起用した商材がいくつか存在しますが、新規会員を募集する手法がMLM(ネットワークビジネス)だったというケースもありますので、注意が必要です。

MLMに関しては、仮に案件自体が良いとしても関わることは決してオススメできません。

ネットワークビジネスの特性上、新規会員を紹介することで、マージンをもらえる仕組みとなっています。

その新規会員が新たな新規会員を募集することでマージンのピラミッドができあがり、上層部にいる人は不労所得を得られる仕組みがあります。

しかしMLMの仕組みの中で利益を得られる範囲はほんの一握りです。

最近であれば出金停止になった仮想通貨×MLMであるOxLSDも同じような感じです。

基本的にはMLMをやろうと言い出した初期メンバーだけにお金が集まる仕組みとなっており、残念ながら広告や紹介を受けてこれからスタートする人はまず100%稼げません。

さて、今回ご紹介するスズバースは会員募集方法にMLMを取り入れていた過去があるため、新規参加者は稼げないと見て間違いありません。

本記事では、商材の具体的な内容や、スズバースに取り組んだ際にどのようなデメリットが発生するかについて重点的に解説します。

安易に登録する前に、ご参考にしていただければ幸いです。

スズバース(宮内亮治氏)の案件が怪しい

スズバースは、「メタバース+AIプロジェクト」ということで、ライブドア元CEOの宮内亮治氏によって打ち出されている案件です。

その中のメインをつかさどるのが「Suzuwalk」と呼ばれるシステムです。

NFTワンコを購入し、現実世界でスマホを持って散歩することで仮想通貨を獲得することができるMove to Earnと呼ばれるブロックチェーンゲームです。

他にも、生成AIを利用したAIアバターとチャットや音声通話機能を用いて会話を楽しめるCheerCastもリリースされています。

さすが元ライブドアCEOという印象を受けます。

技術力自体はなかなかのレベルと言えますね。

最終的にスズバースとしてはMR(Mixed Reality)のプラットフォーマーを目指すプロジェクトであり、Move to Earnだけでなく3DアバターでのコミュニケーションやAIデータを活用したアプリケーション開発に力を入れているようです。

さて、そのように宮内氏が力を入れているスズバースですが、「歩くだけで稼げるというのは怪しい」という意見があります。

本当にその通りであり、稼ぐ金額が副業として成立するかと言われると、そこまで稼げる理由が不明瞭です。

スズバースを肯定する記事によると、歩くことで稼ぐといったシステムはMove to Earnアプリに限らず存在すると言っています。

例えば、ブロックチェーンを活用したものトリマなどのポイントサイトのように、歩くことでポイントを稼いで商品券に交換することのできる案件もあるため、スズバースのNFTワンコの仕組みに関しても不自然な箇所はないとのこと。

基本的にMove to Earnアプリでは、プロジェクト運営の結果得られた収益を参加者に仮想通貨で配布するとしています。

プロジェクトの運営自体は参加者が増えることで費用を集められると考えているようです。

具体的にはスズワンコと呼ばれるNFTを購入することでスズバースのゲームへ参加することができます。

その上で現実世界を歩くことでゲーム内にて使用可能なSZTなる仮想通貨を稼ぐことができるとのこと。

会社が一定のレートで仮想通貨のイーサリアム(ETH)を買い取ってくれるという仕組みとのこと。

しかし、スズバースが新規会員を募集する際や運営の結果得られた利益を基に、仮想通貨を配分してくれるとされています。

でも、そもそもMLM行為を基本として集められたお金ですから、上層部に吸い取られており実際はほとんど残っていないのではないでしょうか。

いくら仮想通貨のイーサリアム(ETH)等の運用ができていても、元手が無ければ何も始まりません。その辺りが、スズバースが怪しいと言われる所以です。

スズバースは怪しい案件!参加登録はNG

スズバースの公式HPを確認すると、「アバターサブスクリプションで無限の収入の可能性を解き放ちましょう」とあります。

NFTワンコと歩いて無限の収入を得られるかと言えばそうではないと、前述していますが一体どのような根拠があって広告を打ち出しているのでしょうか。

LP上には、スズバースに取り組むなら「プレミアムアバターへの独占的なアクセス、より高い手数料、複数の収益源を確保しましょう」と述べられています。

要するにスズバースをやるなら有料プランに参加するべきといったところです。

ちなみに各プランの料金体系としては、プレミアムコースが月々4890円、無制限コースが月々14670円と設定されています。

プレミアムコースならアバター利用料金は3体まで無料、ダイレクトセールス報酬は10%、チームアフィリエイトコミッションのロックを解除することができます。

無制限コースであれば、スズバースすべてのアバターを無料で利用することが出来る他、ダイレクトセールス報酬は10%、チームアフィリエイト報酬が10%、マイチームアフィリエイトコミッションで収益を最大化することが可能、70ドルのSOTアルファを受け取れるとされています。

つまりスズバースはMLMの仕組みを採用しており、会員が新たに新規会員を募集紹介することができたらコミッションがもらえます。

ある程度の会費を納めていれば、その分コミッションも大きくなるという流れですが、しょせんMLMであることには変わりないので参加するのは非常に危険です。

ネットワークビジネスである以上、これから参加する人が利益を生み出すことは不可能に近いと言えます。

元から相当数の人脈を持っており、自分が声を掛けたら一気に100人単位で集客できるような逸材なら、ある程度の利益を出すことは不可能ではありません。

しかしそんな存在は稀ですし、その人脈は他のことに活用すべきでしょう。

多くの人はネットワークビジネスに関するお誘いを受けると
「胡散臭い」
「騙されたくない」
という心理が働きますし、「友達だと思っていたのに残念」と人間関係に亀裂が入ってしまう恐れが十分にあります。

ましてやこれから副業に取り組もうとしている初心者的な人は、スズバースに関わると間違いなく失敗します。

利益は出せず、自分の知人友人に声掛けをしたせいで孤立し、通常の生活にさえ悪影響を及ぼしかねない状況です。

そもそも元ライブドアの宮内氏ですが、かなり悪評の目立つ情報商材を発信しすぎたせいで消費者庁も動き出している状態です。

特に「みんなのFX」というように、あらかじめ参加者から集めておいた費用をあたかも運用の結果発生した利益かのように見せかけて新たに集客を行うポンジスキーム詐欺的な案件を出していたので、参加者はダメージも大きくリスクが大きいと言えるでしょう。

元ライブドアCEOとは言え、現役時代も粉飾決算に関わるなどのモラルを欠いた行動をとっていたことが目立ちますので、宮内氏自身がまっとうにビジネスをしようとは思っていない可能性があります。

参加者を単なるコマとしか見ていない様子から、スズバースは危険案件と断定します。決して関わることのないようにしましょう。

スズバース(宮内亮治氏)に関する怪しい口コミの実態

スズバースに関する口コミを見ると、TwitterやInstagram上では酷評が目立ちました。

これはMLMの仕組みが大きな原因になっているところですが、会員が新規会員を募集するために声掛けされた人から、
「関わらない方が良い」
「スズバースみたいな胡散臭い情報商材を勧めてきたしつこい高校の時の友達と縁を切ってしまった」
というようなリアルな声が見られました。

一方スズバースに関するWEBサイトがいくつか見られましたが、比較的スズバースを肯定する内容が多かったように思います。

「MLMではない」
「ポンジスキーム詐欺ではない」
「NFTワンコと歩いて稼ぐのはポイントサイトと同じような原理であり、問題ない」
というように、スズバースに関する不安材料をすべて否定するような内容でした。

とは言えその説明に関してエビデンスがしっかり通っているかというとそんなことはありませんし、具体的な実績やビジネスモデルに関する記載は見受けられませんでした。

WEBサイトを作成している側も、恐らくMLMの中で新たな会員獲得活動に励んでいる人が集客のために立ち上げたページと考えられます。

このように口コミの意見が二分される場合、どの情報が正しいのか判断に迷うと思いますが、肯定するのであればそれだけのエビデンスや過去の実績データが必要になります。

そのような証拠が揃わないうちには、やみくもに参加するのは危険です。十分ご注意ください。

怪しいスズバースについてのまとめ

今回はスズバース(suzuverse)という仮想通貨関係の情報商材に関するご紹介でした。

結果としては、スズバースが発信している情報を全面的に信頼するのはリスクが大きいと判断しました。

スズバースは「メタバース+AIプロジェクト」ということで、ライブドア元CEOの宮内亮治氏によって打ち出されている案件です。

その中のメインをつかさどるのが「Suzuwalk」と呼ばれるシステムとのことでしたが、その仕組みが何とも分かりにくい状況でした。

NFTワンコを購入し、現実世界でスマホを持って散歩することで仮想通貨を獲得することができるMove to Earnと呼ばれるブロックチェーンゲームを継続することで、スズバースが集めた資金から配当をもらえる仕組みとのことです。

LP上には、スズバースに取り組むなら「プレミアムアバターへの独占的なアクセス、より高い手数料、複数の収益源を確保しましょう」と述べられています。

要するにスズバースをやるなら有料プランに参加するべきといったところです。

そして、前述しましたがスズバースの仕組みはMLMを採用しており、会員が新たに新規会員を募集紹介することができたらコミッションがもらえるルールとなっています。

ある程度の会費を納めていればその分コミッションも大きくなるという流れですが、しょせんMLMであることには変わりないので参加するのは非常に危険です。

これから副業に取り組もうと意気込んでいる方は、スズバースに関わると間違いなく失敗します。

利益は出せず、自分の知人友人に声掛けをしたせいで孤立し、通常の生活にさえ悪影響を及ぼしかねないハイリスク案件です。

そもそも元ライブドアの宮内氏ですが、有名人のため権威性があるように錯覚してしまいますが、かなり悪評の目立つ情報商材を発信しすぎたせいで消費者庁も動き出している状態です。

今回ご紹介しましたスズバースは参加するメリットが一切なく、ダメージの方が圧倒的に大きいと言えます。

稼げる商材は他にも存在します。迂闊に危険案件に手を出さないよう、十分ご注意ください。

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