ABCashという厚切りジェイソンが特別講師になっている案件に関する情報が入ってきました。

なんでも「初心者がはじめやすい金融教育サービスNO1」という触れ込みで、厚切りジェイソンの顔がバッチリ載っています。

副業初心者や金融知識を持たない方に向けたセミナー的な雰囲気がありますが、実際に参加するメリットはあるのでしょうか。

このような案件は、これまでの傾向を見るに広告だけ良いことを言っていても、中身が伴っていないことが多々あります。

自分のスキルを高めたり、副業に関するヒントを得るために、オンラインセミナーやオンラインサロンへの参加を募集する業者が増えています。

でも、重要なのは参加することで「実効性のある何か」を得られるかどうかです。

中身のない商材を使いまわす他、やたら高額なプランを提案してくる業者は要注意です。

他にも、会員になった人が新たな会員を紹介することでマージンをもらえるMLM(ネットワークビジネス)も横行しています。

せっかく時間を見つけて副業に取り組んでも、個人情報や参加費用だけ回収され、収益が全く上がらないということも多々あります。

そのような商材だったら参加する時間もお金も全て無駄になってしまいますよね。

ABCashは有名人を起用したマーケティングを行っているため安心感があるものの、TwitterやInstagram上の口コミを見る限りは怪しい部分があるように思います。

そこでこの記事では、ABCashが本当にまっとうなビジネスを提案してくれる案件なのか、参加にかかる費用や登録後のセミナー内容にフォーカスして検証していきます。

ご参考にしていただければ幸いです!

ABCashは怪しい案件?

ABCashは株式会社ABCash technologiesが提供してくれる個別指導型の金融教育サービスと位置付けられています。

参加者に対してマンツーマンで専任講師がつくことになっており、生活するうえで必要になる金融リテラシーを身に着けることのできるパーソナルトレーニングサービスということです。

広告に出ている厚切りジェイソンですが、アメリカ出身で現在在日IT企業役員を務めています。

お笑いタレントとしても活躍していたこともあり、認知度は非常に高いのではないでしょうか。

そのため、ABCashに関しても厚切りジェイソンが「初心者でも始めやすい金融教育サービス」を謳っているので、権威性が高い雰囲気が漂っています。

参加した場合一人ひとりに専任講師がつくのは手厚い印象を受けますが、入会金が5万5000円となかなか高額です。

ちなみに体験入会という制度があり、その場合は入会金5万5000円が免除されるとのことです。

無料なら参加してみようか、と考えた方は要注意です。

TwitterやInstagram上の噂では、最終的に高額なバックエンドへ誘導される可能性が高い模様。

さらに、引っかかるポイントとして、ABCashへ参加できるのは女性に限定されているそうです。

サービス範囲の設定は自由ではありますが、なぜこの時代に性別を限定する必要があるのかに疑問が残ります。

LP内の概要を確認しても、金融教育サービス関連の内容をわざわざ女性に限定する必要性が理解できません。

株式会社ABCash technologiesという一般企業が運営している事業であるため、コンプライアンスやハラスメントに関する知識は一定以上のレベルがないとおかしな話になってしまいます。

何となく女性限定にしているのか、そもそも企業運営体質がおかしいのかは分かりませんが、ABCashへの参加で得られるものは正直なさそうです。

ABCashのサービスについて検証したら怪しかった

ABCashのサービスに関して検証を進めていきます。

LPで分かるようにABCashはオンラインセミナーを中心とした事業を行っています。

新規参加者には、ABCash側が用意した専用の教材やツールが自宅まで郵送されます。

最初はそのツールを使用してZOOMによるオンライントレーニングを行うイメージです。

はじめに、マイページにログインするタイミングでアンケートが取られ、どのようなことを学びたいのかについてヒアリングされます。

「家計管理(銀行口座・固定費の見直し)」
「投資信託」
「年金(IDECO・国民年金)」
「税金(源泉徴収の見方・ふるさと納税)」
「株式投資」
といった項目から選べるようになっており、肩ひじ張らず気軽に参加できる印象です。

しかし、ABCashにおける評価の分かれ目となるのが、発生する費用についてです。

ABCashのコースは3種類用意されており、受けられるトレーニングの回数に応じて料金が変わってくる仕組みです。

最も安いスタンダードプランでも36万円と非常に高額な費用が発生します。

中間に位置するアドバンスプランの費用は約47万円でトレーニング回数は15回、最高ランクのプレミアムプラン費用はなんと約74万円ですw

中古車を一括で買えてしまう金額ですが、トレーニング回数は21回。

単純計算で1回あたりの講習費用は35000円を超えますが、果たしてどれだけの価値があるのでしょうか。

支払った初期費用をペイできれば良いですが、相当稼がないといけません。

最初にかかる入会金55000円については、無料体験会に参加すれば免除されるようですが、74万円の前には焼け石に水状態、お得感はまったく感じられません。

さて、最も重要なのはABCash参加者が実際にどれだけ稼げるかという点です。

公式サイトにおける受講生の声のコーナーでは、
「3カ月で57万円の資産増加!」w
「1カ月あたり自由に使えるお金7万2千円増加!」w
という前向きなコメントが見られますが、実際はそう上手くいかないようです。

LP上で掲載されているコメントは、恐らく株式会社ABCash technologies側が用意したサクラによる口コミでしょう。

実際は参加費用が高額で効果も認められていないような商材を拡散する業者は、口コミを利用して情報を操作してきます。

TwitterやInstagram上の実際の口コミを確認すると、どうやらABCashに参加しても収益を上げられるようにはならないようです。

他には、
「ABCashで自分の出費を見直すきっかけとなった」
「節約や貯金に力を入れられるようになった」
という口コミがありますが、自分の生活を見直して節約するために74万円も払うのは非常にもったいないですよね。

本当に節約を推進したいなら、自分の収支を理解するために出費を記録したり、お金のかからない趣味を探すなど、お金をかけずにできることはいくらでもあるように思えます。

ここまで検証してきましたが、そもそもABCashの勧めるサービスに参加するメリットは一切感じられませんでした。

最終的には初期費用が無料としても高額な費用だけ請求されてしまうので、安易に参加することはおすすめしません。

ABCashのサポート体制や会社情報も怪しい

ABCashには週一回60分のパーソナルトレーニングに加え、デイリートレーニングという制度があります。

これは毎日の支出を担当講師にLINEで報告するもので、継続することである程度の節約効果を狙えるものです。

確かに、日々の収支を確認することで、
「この出費は必要なかったな」
「この買い物は別の機会にしておいた方が良かったな」
と、自分の行動をフィードバックできます。

しかし、この作業は本当に74万円も支払ってまでやるものではありません。

家計簿アプリなど、性能のいいサービスを無料で利用できるケースは多々あります。

74万円の支払いを振り返ったら後悔しか残らないので、このサポートを受ける必要性については理解に苦しむのが本音です。

また、運営会社の株式会社ABCash technologiesについてですが、会社としての形は保っているもののこれまでの実績が不透明です。

特にABCash自体が非常に高額サービスであるため、それなりの経歴のある会社でなければ信頼できません。

2018年に株式会社bookeeとして営業開始していますが、その頃の実績も良く分かりません。

ここまで情報が出てこない会社であるため、怪しいと感じても仕方ないのではないでしょうか。

ABCashに関するまとめ

ABCashは株式会社ABCash technologiesが提供してくれる個別指導型の金融教育サービスということでした。

参加者に対してマンツーマンで専任講師がつくことになっており、生活するうえで必要になる金融リテラシーを身に着けることのできるパーソナルトレーニングサービスとのことで、
「ABCashで自分の出費を見直すきっかけとなった」
「節約や貯金に力を入れられるようになった」
という口コミもあります。

しかし、この作業は本当に74万円も支払ってまでやるものではありません。

家計簿アプリなど、性能のいいサービスを無料で利用できるケースは多々ありますし、過去の実績も不明瞭な株式会社ABCash technologiesを全面的に信頼するのは難しいところです。

様々な商材があると思いますが、重要なのは参加することで「実効性のある何か」を得られるかどうかです。

今回のABCashには稼げる可能性や、何らかのスキルを身に着けられそうな濃い情報が存在しないと判明しましたので、参加はおすすめしません。

ご参考にしていただければ幸いです。

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