グローリーゲートクラブという仮想通貨に関する情報商材が入ってきました。
リップル(XRP)に関する投資案件ということで、参加するには発行されたクーポンを購入して運用することになります。
グローリーゲートクラブはイギリス企業が運営しているとのことですが、新規会員の募集方法がMLMであり、実際稼げる案件なのかと言われると疑問が残ります。
様々な情報商材がありますが、MLMが絡んでいる時点で案件としては黄色信号です。
ネットワークビジネスは最初に頑張ったら、後は不労所得で権利収入を得られるとセールスされますが、実際のところ後から参加した人が稼げることはまずありません。
そもそも購入したクーポンを換金できるのかも怪しいところです。
LPでは良いことを言ってるけど実際参加して痛い目を見ることになる案件は数多く存在します。
迂闊に参加してしまう前に、本記事を参考にしていただければ幸いです。
グローリーゲートクラブとは?
グローリーゲートクラブは、イギリス企業のBritish glory gateが運営する仮想通貨リップル(XRP)に関する投資案件です。
仕組みとしては、自分のタイミングで運営からクーポンを購入し、運用の結果ある程度クーポンの価値を上昇させたタイミングで売却を行う、その作業を繰り返すことで利益を積み上げていく仕組みと説明されています。
ただここで気になるのは、価値を高めたクーポンを誰が購入してくれるのかが明記されていない点です。
仮想通貨を突然売りつけられる人の身になると、何のメリットがあるのかが分かりません。
ただ、グローリーゲートクラブとしてはクーポンにおける利益だけでなく、仮想モールの「ジークタウン」、新規会員を獲得した際の紹介報酬を受け取れるとされています。
リップル(XRP)自体は比較的有名な仮想通貨であり、賛否両論ありますがタイミングさえ合えば利益を出せる可能性は十分にあります。
ただし、グローリーゲートクラブが発表している仮想モールについて、構想が発表されてから何年も経つ状況にもかかわらず、実現する気配がないため案件全体が詐欺系に染まっている可能性があります。
グローリーゲートクラブに登録するとどうなる?
そもそもグローリーゲートクラブが発信している仮想通貨リップル(XRP)自体は商材として申し分なく、ビットコインのように利益が出るのかは分かりませんが詐欺目的の商材という訳ではありません。
しかし過去の様々な情報商材投資詐欺に仮想通貨リップルの名前はよく使用されているため、本件もリップルが上がっても稼げる仕組みかどうかは微妙なところです。
グローリーゲートクラブの参加者は仮想通貨リップルを保有しているわけではなく、「発行」されたクーポンを保有していることになります。
そもそも現在クーポンを換金できるめどが立っていないため、リップル頼みで参加しても、一円も稼げない可能性が高いです。
そもそも本件はMLM(ネットワークビジネス)です。
つまり仮想通貨リップルが値上がりしたとしても会員に利益が即座に確定される訳ではありません。
ざっくり言うと新規会員を新たに登録させることで手数料を得られる仕組みとなっています。
MLMで有名なアムウェイやニュースキンの勧誘を受けた経験のある方なら分かるかもしれませんが、グローリーゲートクラブも多分に漏れず怪しい案件です。
「権利収入を得られる」
「不労所得を得られるようになる」
「超すごいリーダーのもとで動けるから最短で稼げるようになる」
といった説明が繰り広げられますが、MLMはどれだけいろんな表現をしようとMLMでしかありません。
MLMで成功できるのはほんの一握りの人だけです。
会員はピラミッドの形に並び、新しく登録した人が稼げる可能性はほぼ0です。
自分の下に新たに大きなピラミッドを創れる自信がある人なら良いかもしれませんが、それができるのは芸能人やインフルエンサーレベルです。
しかし有名人はわざわざMLMをしません。
イメージが著しくダウンするからです。
MLMは本来の目的を告げずに、
「異業種交流会にいらっしゃい」
「バーベキューしよ」
「お茶しよ」
といった具合に近づいてきて、後々新規会員登録させようとしてくる輩が多いです。
印象悪いですよね。
そもそも本来の目的を告げずにビジネス勧誘する時点で特定商取引法違反となります。
グローリーゲートクラブについて勧誘する人も、説明会で「仮想通貨の勉強をしよう」といった内容を話していることが分かっています。
グローリーゲートクラブに登録するのは百害あって一利なし、関わらないようにしましょう。
グローリーゲートクラブの口コミ情報は?
グローリーゲートクラブに関する口コミ情報を調べたところ、
「危険なマルチ商法」
「資金を出金できず約束と違う。運営はお金を集めるだけ集めて、時間稼ぎをしているだけのように思える」
という情報がありました。
「Mface」という「仮想通貨とクーポン」がキーワードとなっている案件があります。
Mfaceはポンジスキーム詐欺という、後から入会した人の資金を先に入会した人の配当金支払に充てる自転車操業的な運営をされており問題となっていた案件です。
運営開始後しばらくして、会員が購入登録したクーポンが現金化できなくなっており、勧誘グループで逮捕者が出るなど大きな問題となった案件です。
グローリーゲートクラブもまったく同じようなビジネスモデルで勧誘をしており、クーポンが現金化できないなど多くの問題が発生しています。
勧誘グループは上手いこと言って引き入れようとしてきますが、グローリーゲートクラブに参加しても決して稼げるようになることはありません。
グローリーゲートクラブのまとめ
グローリーゲートクラブに関して検証して来ましたが、クーポンがいつまでたっても現金化されない点やポンジスキーム詐欺の手法に酷似していることから、稼げないだけでなく搾取される典型と見て間違いないでしょう。
リップルに関する案件のため、金融事業者としての登録義務もありますが、グローリーゲートクラブは無登録で運営をしています。
違法な案件であり、何かトラブルがあった際も保証は一切ありません。
現在被害を受けた方たちによる訴訟の動きが出ていますが、どこまで被害回復を受けられるかは分かりません。
本件のように仮想通貨や投資案件に関するネットワークビジネスが増加傾向にあります。
投資自体は良いことなのですが、投資で稼いだ利益がそのまま個人に反映する訳ではなく、「クーポン」なる存在が出てきたり、マルチならではの新規会員募集時のボーナスで稼げると謳う案件が多めです。
基本的にマルチで稼げることはありません。
ピラミッド上層部に自分の資金を献上しているだけです。
失敗することは成功のもとですが、グローリーゲートクラブは100%失敗すると判明しているので参加するメリットはありません。
他にまともな情報商材はいくつもありますので、別の案件で稼ぐことをおすすめします。