FANTAS studyの副業セミナーは怪しいの？

2024年4月15日

副業案件の一環で紹介されているFANTASについて検証を進めていきます。

主にサラリーマン向けにFANTAS STUDYという名称でセミナーの勧誘を行う団体なのですが、
「毎月入ってくる給料からよく分からない税金がたくさん引かれていますよね」
「何もしなければ税金はたくさん引かれてしまいます」
「少しでも節税するために、今から対策をしていきませんか」
という内容で参加を要請してきます。

節税はもちろん悪いことではありません。

むしろ使えるお金を増やすために積極的に取り組んでいくべきことなのですが、セミナーという大それたものに参加する必要があるのかという点が引っかかります。

ちなみに給与額面から引かれる税金といえば所得税、住民税、人によっては介護保険料等が該当すると思います。

基本的には当該税金は昨年度年収や現在の収入を基に決定されるので、下げようのない、どうしようもない部分ではありますが、「ふるさと納税」や「医療費控除」の仕組みを活用することで節税に取り組むことは可能です。

また、生命保険料控除、住宅ローン控除など、所得税額を減らせる仕組みもあります。

しかし、それ以上節税するために積極的に何らかの行動を起こせるかと言われると、微妙なところです。

できたとしても、微々たる金額でしかないでしょう。

そのため、事業主であるとか、多額の相続が絡む訳ではない一般のサラリーマン向けに「節税セミナー」と言っても少し見当違いな印象を受けてしまいます。

FANTAS STUDYが果たして本当に有用な情報を得られる案件なのか、十分に検討する必要がありそうです。

登録を進めてしまう前に、本記事を参考にしていただけると幸いです。

FANTASは副業案件としてどう？

はじめに、FANTAS STUDYの概要について見ていきましょう。FANTAS technology株式会社が主催している税金セミナーということですが、
「税金の基礎が20分で学べる」
「人気FP講師が丁寧に解説」
「自分に合った対策術がわかる」
「スマホからでも気軽に参加可能」
「無料個別相談」
という特徴があります。

主に会社員の方向けに税金やその節税方法に関するノウハウを教えてくれるセミナーとのことですから、最近は若手社員の方からも注目が集まっているようです。

ただし、一般的な会社員が節税できる範囲は本人の収入の範囲内ですので、そこまで莫大な金額が新たに使えるようになることは考えにくいでしょう。

そのため副業案件としては微妙なところです。

収入の柱を増やすとか、本業の収入を増やすようなノウハウが得られる訳ではないので、新たにFANTAS STUDYに参加しても年収は変わりありません。

とは言え、税金に関する基礎知識や、節税するための基本的な行動を身に着けることができるチャンスには違いないのでFANTAS STUDYに参加するデメリットは無さそうです。

これからもっと稼いでいきたいという、副業に対するニーズのある方には正直あまりおすすめできませんが、時間があるなら参加してみても良いかもしれません。